一括請求機能と一括会計リリース

出荷をする度に個別の出荷伝票を指定して請求伝票登録(Tr-cd:VF01)を行うこともできますが、件数が多くなってくると1つずつ処理をするのは難しくなってきます。

そのため、SAPの標準機能として一括で請求伝票を登録するための機能が用意されています。『トランザクションコード:VF04』を使うと、得意先などの条件を指定してまとめて請求伝票を登録することができます。

多くのケースで、この機能をジョブとして自動起動するようにスケジューリングして、請求伝票を登録しています。SAP標準の仕組みとして、請求伝票を登録すると自動的に会計伝票が登録され、売上が計上される仕訳が起きることになるのですが、会計仕訳の登録については経理の人が確認してから登録するようにしたい、というケースも多々あります。

請求伝票の登録と同時に会計伝票を登録するかどうかは、請求伝票タイプのカスタマイズで制御することができるため、上記のような要件があった場合には、請求伝票登録と会計リリースを2段階で行うようにします。その場合も、個別の請求伝票に対して請求伝票変更(Tr-cd:VF02)で会計リリースしていくことも出来ますが、一括リリース(Tr-cd:VFX3)を行うことも可能です。

もちろん一括会計リリースもジョブを仕込んでおけば自動で行うことができますので、要件に応じてリリース自体の処理は自動で行うというのも可能です。

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP