入庫や出庫確認などロジのオペレーションを実行した時に計上される棚卸資産の勘定には勘定コードマスタの会社コードビューにある『自動仕訳のみ』をONにする必要があります。
製品や原材料などの在庫管理をするような勘定などがその対象です。
この自動仕訳のみをONにすると、その名称の通り基本的には自動仕訳でのみ、その勘定コードが使えるような形になります。本来なら、ロジから計上される勘定なので、会計から直接入力すべきではないわけですが、そうは言ってもイレギュラーなケースというのは運用していると必ず発生します。
アドオンプログラムを作成してBAPIなどから計上すれば自動仕訳のみの勘定も登録が可能なのですが、いつもそのような便利なアドオンがあるとも限りません。データリカバリーなどで緊急的に自動仕訳のみの勘定を使った調整仕訳を入れないといけない時に使えるトランザクションが『FBB1』です。
画面の見た目としてはFB01と同じような画面なのですが、この機能からだと自動仕訳のみの勘定を入力することができるようになっています。また、このトランザクションから伝票通貨額0で、国内通貨額を入力して為替差損益を調整するような伝票も入力することができます。
使用頻度は高くないですが、いざという時に便利な機能なので、覚えておくと便利ですよ。
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