カスタマイズやアドオンテーブルの値など、クライアント依存のオブジェクトの場合、同じ開発環境の中であっても他のクライアントにはオブジェクトの追加や変更は反映されません。
そのため、手動でクライアント間の移送をする必要があり、その時に使うトランザクションコードが『SCC1』です。
開発機からテスト機や本番機に移送する場合は、移送のリリースを行う必要がありますが、クライアント間の移送の場合は、リリースをする必要がありません。
この機能の使い方はとてもシンプルで、変更を反映したいクライアントにログインして、SCC1を起動します。
その画面で該当オブジェクトを変更したクライアントと該当の移送依頼番号を指定して実行するだけです。
テスト実行機能もあるので、エラーが発生しないか確認してみてから本実行をすると良いでしょう。
プロジェクトルールによって誰が移送を行うのかは異なるので、それに従う必要がありますが、クライアント間移送に関しては担当者が自分で行うケースが多いので、使うケースも多いでしょう。
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