SAPの支払条件は、請求書の支払期日・入金期日や現金割引を計算するためのルールです。仕入先への支払と得意先からの入金の両方で利用します。銀行振込や手形といった「支払方法」とは別の項目です。
支払基準日から期日を計算する
期日計算の起点になる日付が「支払基準日」です。支払条件の設定により、伝票日付・転記日付・入力日付などから初期値を提案したり、固定日・追加月・日数を組み合わせて正味支払期日を決めたりします。例として基準日から30日後に支払う条件なら、その日付を起点に正味期日を計算します。支払条件が常に支払基準日そのものを算出するわけではありません。
OBB8で確認する項目
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 支払条件キー | 伝票・取引先マスタで指定するコード |
| 期限(日付制限) | 同じキーの中で、基準日の日にちに応じて使う設定を分ける |
| 基準日・正味期日 | 初期値と固定日・追加月・日数 |
| 現金割引 | 早期支払時の割引日数・率 |
20日締めのような条件では、同じ支払条件キーで「20日まで」と「21日以降」に対応する複数の設定行を使う場合があります。設定行の数や期日の計算式は要件次第なので、月末や2月を含む日付でテストします。
分割支払条件はOBB8とOBB9
請求額を複数の期日に分ける場合は、OBB8で親となる支払条件を分割支払として定義し、OBB9で各回の割合と子の支払条件を設定します。例えば100万円を30%・30%・40%に分けるなら、仕入先または得意先の明細が設定に応じた複数明細へ分割され、各明細に異なる期日が付きます。割合の合計、端数、税額を実伝票のシミュレーションで確認してください。支払手段まで自動的に分けたい場合は、支払方法の別設定も必要です。
取引先マスタとの関係
得意先・仕入先の会社コードデータには、FI伝票で提案する支払条件を設定できます。SDの販売エリア、MMの購買組織にも支払条件を持てるため、受注や購買発注から引き継がれた値がFI側の値と異なることがあります。期日が想定と違うときは、元の伝票・取引先マスタ・OBB8/OBB9を順に確認します。
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- FV60で仕入先請求書を未転記登録:請求書の支払条件
- F110の支払提案・実行:期日を迎えた債務の支払
- 支払関連テーブル:支払処理後のデータ確認