新総勘定元帳(New-GL)で使えるようになった複数元帳

新総勘定元帳(New-GL)が登場してから、SAP ERPの会計データというのは、2種類のデータを持てるようになりました。

2027年にはほとんどの企業が切り替えると見込まれている、新システムのS/4 HANAは当然のごとく標準装備になっていますし、今時点で稼働しているSAP ERPのほとんどは新総勘定元帳になっていると思われます。

 

その新総勘定元帳から複数元帳という機能が実装されており、通常の会計データを登録するためのリーディング元帳と、IFRS(国際財務報告基準)ベースでの会計データを保存するための元帳などを追加で持てるようになりました。

日本の会計基準での数値と、IFRSでの数値をSAP上で持つ事ができるという事ですね。

 

テーブルとしてはFAGLFLEXT(集計テーブル)、FAGLFLEXA(明細テーブル)にデータが入ってきます。また、S/4 HANAだとACDOCAも元帳が主キーになっているので、このテーブルも元帳単位のデータが入ってきます。

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