2026年を目処に手形を廃止する方針を経産省が出したのでSAPの変更箇所を確認

支払方法の多様化が進んできていることもあり、手形での決済が以前に比べると減ってきていると思いますが、先月、経済産業省主導で手形を廃止する方向で調整していくとのニュースが出ていました。

現物の手形だと紛失リスクもありますし、印紙税の観点で支出が増えることもあり、多くの企業では電子記録債権等に置き換えて行ってはいますが、まだ手形での運用を完全には無くせない企業も少なくないと思います。それを完全に無くしてしまおうという方針を政府の方から出すということです。

 

これに伴ってSAP ERPのシステム的には2点のシステム変更が発生すると思われます。

1つは手形での支払いを出来ないようにする対応です。各社の方針によるところではありますが、誤って手形払いのデータを作成しないように支払方法の削除もしくは、チェック機能の追加を行う可能性があります。

 

もう1つは、電子記録債権のカスタマイズ追加です。手形を電子記録債権に置き換えることになった場合には、この対応が必要となると思われます。その場合、支払条件など支払方法が設定されているカスタマイズ等も合わせて変更する必要があります。

2026年が目処になっているそうなので、少し猶予がありますが遅かれ早かれ、紙の手形は無くなっていくので、頭の片隅に入れておきましょう。

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