購買情報マスタの基本について解説

在庫購買管理(MM)で使用するマスタとして『購買情報マスタ』というものがあります。

品目マスタや仕入先マスタのように必ず使わないといけないというものではないのですが、使うと購買伝票の登録が効率的に行えるようになるという便利マスタです。

今回は購買情報マスタについてご紹介したいと思います。

購買情報は契約条件や価格、納期などを事前設定しておけるマスタ

購買情報マスタとは、仕入先からの購買単価や購入時の諸条件を登録しておくためのマスタで、登録しておくと購買伝票を登録する際にそれらの情報を初期設定として提案してくれるというものです。

先ほども書いたように、購買情報マスタは仕入先マスタや品目マスタと違い、必須で登録しないといけないマスタではなく、ある程度定常的に取引があり、契約条件などもそんなに大きく変わらない取引を繰り返し行うケースで入力作業を軽減するために使用できます。

購買発注伝票は入力項目も多いので、毎回入力するのも大変ですし、購買情報マスタを登録していると、そこから色々な項目を設定してくれるので、入力作業の負荷を軽減することができ、業務の効率化が図れるので便利です。

購買情報のキーは仕入先・品目+@

購買情報マスタは、仕入先コードと品目コードを基本のキーとして、それ以外にもプラント、購買組織をキー指定することが可能です。

つまり、以下のパターンで購買情報マスタを登録することができます。

  • パターン①:仕入先コード・品目コード
  • パターン②:仕入先コード・品目コード・購買組織
  • パターン③:仕入先コード・品目コード・購買組織・プラント

購入数量によって単価が変わる場合はスケール単価を使う

仕入先との契約で、100個までは1個1,000円で、101個以上なら900円で購入できるというような、購入数量によって単価が変わるようなケースがあります。

その場合、スケール単価というものを使用して数量ごとの単価を設定することが可能です。

標準原価の見積計算にも使用するマスタ

購買情報マスタは標準原価の見積計算にも使用されるため、管理会計(CO)担当者も知っておくべきマスタになります。

製品を生産する際の部品などの構成品を外部企業から調達してくる場合に、部品の品目に対して登録されている購買情報マスタの単価を使用して計算することができます。標準原価の見積計算を回す時に、構成品の購買情報が登録漏れしていることでエラーが出る、というのはよくあるエラーなので、標準原価計算を導入している場合は、特に重要なマスタになリます。

関連トランザクションコード

  • 購買情報マスタ登録:ME11
  • 購買情報マスタ変更:ME12
  • 購買情報マスタ照会:ME13
  • 仕入先別購買情報マスタ一覧:MEL1
  • 品目別購買情報マスタ一覧:ME1M

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