SAPでの開発言語:ABAP

既にSAPの案件に参画したことがある方はよくご存知だと思いますが、SAPのシステムは基本的にABAPという言語で開発されています。

ですので、アドオン開発の場合はABAPを使って行うことになります。

 

 

おそらく聴き慣れない言語だと思います。

それもそのはずで、SAPの独自の言語であるため、ABAPが使えるのはSAPのシステムだけだからです。

ただ、プログラミング言語として、そんなに複雑なものではありませんし、基本的な部分はC言語など昔からあるものや、Rubyなど新しい(といってもそんなに新しくない)ものと変わりません。

プログラミングという観点だけで考えたら、細かな構文が異なるぐらいです。

 

 

一つ難しい点があるとすれば、SAPの標準システムと業務フローをある程度理解していないといけないという部分です。

スクラッチ開発と違って、パッケージ導入の場合、そのパッケージとして用意されている標準機能をベースにして機能を追加する形になります。

そのため、標準機能がどうなっているのか、また業務の流れがどうなっていてどのタイミングで使われる機能なのかをしっかりと理解して開発しないと使えなくなります。

 

 

なので、SAP関連のエンジニアやプログラマー等の技術者の人は、開発者であっても業務知識の習得に少なく無い時間を費やすことが多いです。

 

 

昔よりはだいぶマシになってきましたが、ABAP関連の情報は他のプログラミング言語と比べても情報量が少なく、書籍等もあまりありません。

なので、ヘルプ等を見ながら頑張って覚えたり、サンプルプログラムや経験の長いベテランの作ったアドオンプログラムを見て勉強することが多いです。

 

 

というSAP独自の開発言語であるABAPについて今後記事を書いていきたいと思います。

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