インテリジェントエンタープライズというテクノロジーの次の段階に入り始めた感じがします

SAP公式のブログやYouTube、その他ネットメディアなどでSAP情報をウォッチしていると最近しきりに目にするワードが『インテリジェントエンタープライズ』というものです。

これが何かを簡単に言うと、AI・機械学習、ブロックチェーン、IoT、RPA、チャットボットなどの最新テクノロジーをS/4HANAを前提としたERPに組み込んでいくことで生産性を飛躍的に高めていくというものです。

 

私がSAP関連の仕事をし始めた頃は、ITテクノロジーについて知っておく事より、会計や生産管理、販売管理、購買管理などの業務知識とERPのカスタマイズ方法を知っておく事の方が大切な状況でした。

ですが、今はその頃とはかなり状況も変わってきていると感じています。もちろん、業務知識やカスタマイズの知識は必要ですが、それらは十分条件ではなく、それらは兼ね備えている前提として、さらに最新のテクノロジーについて知っておくことが求められるようになってきているということです。

 

2021年現在では、まだ今までの延長線上のSAP GUIの知識で何とかなっているとは思いますが、S/4HANAが徐々に多くの企業に導入されてきていて、それに伴ってFioriの利用が進んでいくと予想されます。

バックエンドは従来のGUIからシステム構築をする形になるようなので、もちろんここの知識は持っておく必要はありますが、フロントエンドはスマホやタブレットも含めたWebベースになるため、Webの知識も必要不可欠となります。

 

SAP社としても『インテリジェントエンタープライズ』というコンセプトを打ち出して、その流れを加速させていこうとしているように思うので、おいて行かれないようについていくように努めないと厳しくなってきそうな気がします。

特に今までのSAP関係のITエンジニアというのは、私も含め技術的な面より業務視点だったこともあり、技術力の面の素養を身に付けることまで手が回っていない方が多いと思います。

ですが、最新テクノロジーがフル活用されていく流れになっていくことは確実なので、少しずつでもそっちに目を向けていくようにしましょう。私自身も積極的に情報を得るようにして、このサイトでもシェア出来たらと考えています。

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