SAP ERPを使っていると様々なメッセージが表示されるのですが、元々ドイツ製のシステムでドイツ語で作成されたものを日本語に翻訳していると思われるので、少し日本語がおかしい時があります。
で、理解ができるメッセージの場合だと問題がないのですが、エラーにはなっているけれど、どういう内容なのかメッセージだけでは把握ができないという場合に詳細を確認する必要が出てきます。
オンライン実行でメッセージが表示された場合は、メッセージ部分をダブルクリックすることでポップアップが立ち上がって、そこに詳細が記載されているのですが、ジョブ実行でジョブログに出ている場合や、詳細が取れない場合がたまにあります。
そんなときに使えるのが、『T100』というテーブルです。
このテーブルのメッセージテキストが入っている項目に該当のメッセージ条件にSE16やSE16Nでデータを表示すると、メッセージクラスやメッセージNo.等の情報が拾えます。
さらに、その情報をキーにSE91を見れば、補足情報も確認できますし、使用箇所の一覧を検索することもできるので、原因をたどっていくことが可能になります。
それでもどうしても分からないこともありますが、上記の方法でけっこう原因が判明することがあるので、メッセージで困ったらまずはテーブルT100を見てみてください。
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