債務計上をする時に、『買掛金』と『未払金』というのがありますよね?
これの違いって知ってますか?
経理や財務部門の人なら当たり前過ぎる内容ですが、システム側の人の場合はもしかしたら意識していないかもしれませんね。
勘定科目が違うというぐらいの認識しかしていない人もけっこう多いので、今回は何が違うのか簡単に説明します。
端的に言うと、主要な商品の材料に掛かる債務は買掛金、それ以外のものに掛かる債務は未払金です。
例えば、車の製造・販売をしている企業がフロントガラス用のガラスを仕入れた時に発生する債務は『買掛金』で、経理の人が使うためにデスクトップパソコンを購入した時に発生する債務は『未払金』です。
大抵は仕入先によって、どういうものを購入する相手かがある程度決まっているので、仕入先マスタ(BPマスタ)の統制勘定欄に買掛金もしくは未払金を設定して、その勘定で債務計上をします。
で、たまに同じ仕入先であっても買掛金で計上すべきものを購入する時と、未払金で計上すべきものを購入する時とがある場合は、代替統制勘定を使ったり、仕入先マスタを複数登録したり、場合によっては特殊仕訳を使うわけですね。
ということで、買掛金と未払金の使い分け方を簡単にですが説明しました。
ぜひ、この機会に理解しておいてください。
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