在庫購買管理(MM)で使用するマスタとして『購買情報マスタ』というものがあります。
品目マスタや仕入先マスタのように必ず使わないといけないというものではないのですが、使うと購買伝票の登録が効率的に行えるようになるという便利マスタです。
今回は購買情報マスタについてご紹介したいと思います。
購買情報は契約条件や価格、納期などを事前設定しておけるマスタ
購買情報に関しては、仕入先マスタや品目マスタと違い、必須で登録しないといけないマスタではなく、ある程度定常的に取引があり、契約条件などもそんなに大きく変わらないというケースで入力作業を軽減するために使用します。
具体的には購買発注伝票を入力する際に、購買情報マスタを登録していると、そこから色々な項目を設定してくれるので、入力作業の負荷を軽減することができます。購買発注伝票は入力項目も多いので、毎回入力するのも大変ですし、効率化が図れるので便利かと思います。
購買情報のキーは仕入先・品目+@
購買情報マスタは、仕入先コードと品目コードを基本のキーとして、それ以外にもプラント、購買組織をキー指定することが可能です。
つまり、以下のパターンで購買情報マスタを登録することができます。
- パターン①:仕入先コード・品目コード
- パターン②:仕入先コード・品目コード・購買組織
- パターン③:仕入先コード・品目コード・購買組織・プラント
関連トランザクションコード
・購買情報マスタ登録:ME11 ※変更:ME12、照会:ME13
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