未転記伝票って何?どんな時に使うの?

SAPのERPで、特に会計関係の担当の人なら未転記伝票について理解しておく必要があります。

簡単に言うと、未承認の会計伝票のことを未転記伝票と呼びます。

担当者が入力した伝票に対して、上長の承認が必要な場合に未承認状態の伝票を一旦登録して、確認が済んだら正式に転記することで、記帳されるという流れです。

SAPの外部システムとしてワークフローの仕組みを持っている会社さんの場合は必要無いんですが、そうではない場合は何かしらの形で使うケースがほとんどです。

未転記伝票の登録自体は、FV50、FV60、FV70や通常の会計伝票登録用のトランザクションから保存を未転記伝票として行う方法など様々です。

それらのトランザクションから登録されたものを、FBV0というトランザクションを使って転記します。

未転記伝票のデータは通常の会計伝票テーブルではなく、未転記伝票用のテーブルに入ってくる形になります。

  • VBKPF:ヘッダーデータ
  • VBSEGS:GL明細データ
  • VBSEGK:債務明細データ
  • VBSEGD:債権明細データ etc.

転記がされたタイミングで上記テーブルからデータが削除されて、通常の会計伝票用のテーブルにデータが入ってくる形です。

けっこうよく使うので、覚えておいて下さい。

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