移送依頼の情報を管理しているテーブル

移送依頼を管理しているテーブルに『E070』というのがあります。

多くの企業では3ランドスケープで開発機・検証機・本番機というシステム構成になっており、開発機から検証機や本番機に開発オブジェクトを反映するために移送を行います。

 

 

移送依頼はオブジェクト単位等の細かい単位で取得できるようになっているため、必要な移送を漏らしてしまって障害を引き起こしてしまうというのがSAPの仕事のあるあるだったりします。

特に、新規導入のケースやプロジェクト的に大規模に改修を行う場合だと、多数の移送を同時に本番環境に適用することになるため、管理がしっかりできていないと移送漏れが発生してしまいます。

 

 

ですので、何かしらチェックできる仕組みを考えるべきですが、その時に使うデータとして『E070』というテーブルが利用できます。

 

 

例えば、開発機で作成して、検証機まで移送している場合、開発機と検証機のテーブルE070には該当の移送依頼番号がレコードして存在していますが、本番機には存在していないという状態になります。

なので、各環境のテーブルデータの差異を抽出すれば、必要な移送が適用されているかどうかのチェックが出来るということです。

 

 

 

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