ABAP開発の基本:レポートプログラムとDynproプログラム

SAPでのアドオン開発では大きく分けて2種類のプログラムを作ることになります。

  1. レポートプログラム
  2. Dynproプログラム

 

正確に言うと、汎用モジュールやメソッド等の部品的に使うプログラムも作成するのですが、単体で動くプログラムという意味では上記2つとなるので、今回はそれらについて説明します。

 

 

レポートプログラム

レポートプログラムというのは、入力画面と結果画面等のシンプルな画面構成のプログラムを作る時に作ります。

『レポート』という言葉が付いていることからも分かるように、一覧作成をする時に主に使いますが、バッチ処理のような大量データを一括更新したり、定期処理を行うプログラムを作ったりもします。

 

アドオン開発というと、多くがレポートプログラムになるので、普通のプログラム開発がレポートプログラムだと思ってもらったら良いと思います。

 

 

Dynproプログラム

Dynproプログラムというのは、画面の遷移や少し手の込んだ画面を作るような場合に使うプログラムです。

SAPでは画面のことを『Dynpro』と呼び、標準機能も含めSAPの各画面には番号が振られていてDynpro番号と呼ばれます。

レポートプログラムと違って、画面上での操作を意識したプログラムを作ることになるので、少し複雑なプログラムになり、難易度が高くなるので苦手に感じる人が多いものになります。

 

開発する割合としては、レポートプログラムより少なくなりますが、ABAPの開発者として仕事をするなら必ず関わることになるので、知っておきましょう。

 

 

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