DEVACCESSは、従来のSAP ERPで開発者キー(SSCRキー)の登録状況を調べるときに参照するテーブルです。ユーザーIDに対応するキーが登録されているかを確認できます。ただし、開発者キーの仕組みはSAP S/4HANAでは利用されません。現在の開発権限を判断する際に、このテーブルだけを使わないことが重要です。
DEVACCESSが役立つ場面
SAP ERPの旧環境で「誰に開発者キーを登録したか」を棚卸しする場合、権限のある担当者がSE16NなどからDEVACCESSを照会できます。ユーザーIDと登録情報を確認し、退職者や不要な開発者アカウントの調査材料にします。キーの値そのものを記事・メール・チケットに転記する必要はありません。
開発者キーと開発権限は別
| 確認対象 | 意味 |
|---|---|
| 開発者キー | 旧製品のSSCRライセンス手続きで使う登録情報 |
| ユーザーのロール・権限 | ABAP開発ツールや対象オブジェクトを操作できるかを制御する設定 |
| クライアント・システム設定 | 対象環境で変更を許可するかに関わる設定 |
開発者キーが存在しても、必要なロールがなければ開発できません。反対にS/4HANAでは、SSCRキーがなくても権限や変更管理の設定に従って開発します。SAP S/4HANAオンプレミスではSSCRキー手続きが実装されていないため、DEVACCESSの有無を現行の開発権限の判定に流用しないでください。
確認手順と注意点
- 対象システムが従来のSAP ERPかS/4HANAかを確認します。
- 旧環境のキー登録状況が必要な場合だけ、権限のあるユーザーで
DEVACCESSを照会します。 - 実際の開発可否はロール・権限、変更可能なクライアント、対象オブジェクトの設定を別に確認します。
参考・関連記事
- SE16Nの使い方:テーブルを照会する基本
- ABAPとは:SAPでの開発の入口
- SCC4のクライアント設定:変更可能な環境の確認