処理対象データが多い機能の実行や夜間に実行、何かしらのイベントをトリガーにしてプログラムを起動する場合にバックグラウンド実行をする事になります。
その場合、実行ボタン(F8キー)ではなく、バックグラウンド実行(F9キー+実行タイミング等の指定)を選んで起動させます。
もしくは、トランザクション『SM36』で、実行プログラムや実行タイミングを指定して起動するか、JP1やジョブセンターなどジョブ管理ツールを使用して動かすことも可能です。(というより、本番運用では何かしらのジョブ管理ツールを使ってる事がほとんどだと思います)
プログラムの実行ボタンを押して起動するオンライン実行と、バックグラウンド実行は何が違うのかというと、フロントエンド(ユーザーのパソコン)と通信しながら動くのか、バックエンド(SAPの入っているサーバー)でのみ動くのかの違いです。
なので、処理が正常に終わったかどうかや、プログラムからどんなメッセージが出力されたのかなども返ってきません。そのログを見るためにはトランザクション『SM36』を使うことになります。
ここにバックグラウンド実行されたものが出力したジョブログや、スプールにためられた情報がたまっていきます。正常終了したものはもちろん、エラーになったものの確認も可能てなっています。
必ず使う機能なので、覚えておきましょう。
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