VF04で一括請求する方法|VFX3での会計リリースとの違い

SAP SDの請求処理では、VF04で請求予定一覧から複数件の請求伝票を作成できます。作成した請求伝票がFIに未転記なら、VFX3で対象を確認し、会計リリースを行います。請求伝票を作る処理と、FIの会計伝票を作る処理は別の段階です。通常は請求伝票の保存時にFIへ自動転記されますが、転記ブロックやエラーがあれば未転記のまま残ります。

VF04・VF02・VFX3の役割

機能 主な用途
VF04 請求予定一覧を抽出し、対象となる受注・出荷などから請求伝票を作成する
VF02 個別の請求伝票を確認・変更し、必要に応じて会計へリリースする
VFX3 会計未転記の請求伝票を一覧で確認し、対象を会計へリリースする

「一括請求」には、複数件を一度に処理する意味と、複数の参照伝票を1件の請求伝票にまとめる意味があります。VF04はどちらにも関わりますが、後者は得意先・請求日付・支払条件などの統合条件に従い、条件が合わなければ請求伝票が分割されます。月末の合計請求書・締め請求とは、業務目的や出力物を区別して考えます。

VF04で請求予定一覧を処理する流れ

  1. 請求日付、販売組織、請求先などの選択条件を指定して請求予定一覧を表示します。対象がない場合は、受注・出荷の請求関連ステータスや請求ブロックを調べます。
  2. 対象伝票、金額、請求タイプを確認します。利用できる場合はシミュレーションで、作成予定伝票とエラーを先に確認します。
  3. 個別請求か、統合条件に従う一括処理かを選び実行します。件数が多い運用では、承認された選択条件・バリアントでジョブ化することもあります。
  4. 処理ログで成功・失敗を確認し、作成された請求伝票を開いて伝票フロー、請求先、税、金額、会計転記状態を照合します。1件にまとまらない場合は分割分析を確認します。

会計未転記をVFX3で確認する

請求伝票タイプや個別伝票に会計転記ブロックが設定されている場合、または勘定設定・マスタデータなどにエラーがある場合、FI伝票が作成されないことがあります。VFX3で未転記の理由を確認し、原因を解消してからリリースします。個別確認にはVF02も使えます。

リリース後は請求伝票の会計転記ステータスだけでなく、関連するFI会計伝票が作成されたか確認します。会計伝票が作成済みの状態は標準ではステータスCです。FI期間が閉じている、売上勘定が決定できない、得意先や品目の勘定設定が不足しているなどのエラーは、ボタンを再実行するだけでは解消しません。

運用上の確認ポイント

  • 請求伝票の作成件数とFI伝票の作成件数を分けて管理する。未転記が残ると売掛金・売上の計上が遅れます。
  • 一括処理の選択条件を保存し、重複処理を防ぐため処理ログ・伝票フローを確認する。
  • ジョブ化する場合は、ジョブ結果だけでなく請求伝票と会計転記の結果まで照合する。

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