SAPのERPに携わっていると必ず耳にすることになる用語がいくつもありますが、その1つが原価センタです。
管理会計(CO)の領域で使われるマスターデータのことで、いわゆるコストセンターを表現するために使われます。ですので、基本的には部や課などの単位で割り当てられて、そこで掛かったコストを管理するために使われます。
原価なので、当然ですが費用に関連して使われることになります。
原価センタマスタはトランザクションコードでいうと、KS01で登録します。(変更:KS02、照会:KS03)
会社で働いていると分かると思いますが、部や課の名前が変わったり、統合や分割など組織が変わることもあるので、同じコードでも期間を区切って名称等を変更できるような仕組みになっています。
また、廃止になるようなケースも想定して、マスタ上でコスト計上をブロックするためのフラグも用意されています。
また、原価センタグループという階層構造でデータを持つことができ、それをレポートや配賦などに利用できるのですが、それはKSH1:登録、KSH2:変更、KSH3:照会です。
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