SAPのMM会計期間を開く方法|MMPV・MMRVとOB52の違い

入出庫や在庫評価に関わる転記を新しい月に行うには、MM(在庫管理)の転記期間を進める必要があります。担当者が月末月初に確認する主なトランザクションはMMPVとMMRVです。FIの期間管理とは別に判定されるため、入庫ができないときは両方を確認します。

MMPVとMMRVの役割

トランザクション 役割 主な確認点
MMPV MMの現在期間を次の期間へ進める 会社コード、対象の期間・年度、実行結果
MMRV 現在期間と前期間の状態を照会し、前期間への転記可否を管理する 前期間転記の許可、締め日程
OB52 FIの転記期間を管理する 転記期間バリアント、勘定タイプ、対象期間

MMPVで期間を進めた後、通常は新しい現在期間が転記対象になります。前期間への転記はMMRVの許可設定などの条件に従います。前々期間以前へ自由に転記できるわけではありません。FIでも仕訳が発生する取引は、OB52の期間設定を別途満たす必要があります。

月末月初の確認手順

  1. 未処理の入出庫・請求書照合と締めスケジュールを確認します。前期間転記を許す期間と、閉じる時点を決めます。
  2. MMRVで会社コードの現在期間と前期間の転記設定を確認します。
  3. MMPVで進めたい期間・会計年度・会社コードを指定し、テスト実行や結果確認が可能な環境では先に検証します。対象期間を取り違えないようにします。
  4. 本実行後にMMRVで新しい現在期間を確認し、代表的な入出庫の転記可否を確認します。
  5. FIの期間が必要な取引はOB52も確認し、月次運用記録に実行者・日時・対象会社コードを残します。

毎月のジョブ運用ではMMPVに対応するレポートRMMMPERIを利用する構成もあります。ジョブ名だけを見て完了と判断せず、実行ログと転記期間の状態を照合してください。

エラー時の切り分け

「転記期間が開いていない」というメッセージでは、伝票の転記日付、MMの現在期間、前期間転記の許可、FIの期間設定、会社コードを順に確認します。MIGOなどの画面で入力した伝票日付と転記日付は別です。エラー文言とメッセージ番号を記録すると、どちらの期間チェックで止まったか追いやすくなります。

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