管理会計(CO)の管理組織:管理領域

財務会計(FI)は会社コードが組織を表現するオブジェクトになっていますが、管理会計(CO)は管理領域というオブジェクトで管理する形になります。

標準としての考え方では会社コード:管理領域は、1:Nで定義できるようになっており、一つの管理領域の中に複数の会社コードが属するという定義の仕方が可能です。例えば、複数会社コードで使用している場合に、エリアごとに管理領域を切って、その範囲で管理会計のレポートを見れるようにするということができます。

また、会社コードが法人の単位になることが多いので、会社コードと管理領域を1:1で定義することもよくあります。そこはERPを導入する企業群の考え方次第になります。

多くの管理会計系の機能は使用ユーザの属する会社コードに紐付く管理領域を裏で指定して実行(ユーザーパラメータに設定)することが多いです。開発用・テスト用ユーザーの場合は、その設定をしていないケースも多いので、それらの機能を実行する前に管理領域の設定をする必要があります。

管理領域設定用のトランザクション(OKKS)が用意されているので、それを実行する形です。もちろんユーザーパラメータに設定しても良いです。

選択画面で指定できるケースもありますが、多くの機能ではそうなっていないので、管理会計系のテスト等を実施するときには留意しておきましょう。

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