債権・債務の残高繰越機能:F.07

【機能概要】

債権・債務(得意先元帳・仕入先元帳)の残高を翌年度に繰り越しする処理。

 

【トランザクションコード】

F.07

 

【利用シーン】

年度末の決算処理

 

【機能詳細説明】

総勘定元帳の残高繰越は『G/L勘定の残高繰越機能:F.16・FAGLGVTR』に書いた機能で行いますが、得意先元帳および仕入先元帳に関しては別機能にて残高繰越します。

 

 

売掛金や買掛金など、得意先・仕入先統制勘定で管理する勘定については『F.07』を実行することで、以下のテーブルに残高レコードが作成されます。

  • KNC1:得意先残高データ
  • KNC3:得意先特殊仕訳残高データ
  • LFC1:仕入先残高データ
  • LFC3:仕入先特殊仕訳残高データ

 

G/L勘定残高の繰越処理と同様に、この処理は何度でも実行できるので、繰越処理をした後に仕訳が起きた時は再実行しましょう。

 

 

あと、S/4 HANAのバージョンからはG/L勘定残高の繰越処理(FAGLGVTR)で、AP・ARの残高も繰り越されるようになったため、この機能を実行する機会は減っていくと思われます。(特殊なケースにおいてのみ使用することになります)

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