財務会計の組織:セグメントについて

財務会計(FI)において重要な組織として『会社コード』と『セグメント』、『事業領域』があります。

会社コードは以前も書いた通り、基本的には名前の通り、会社を表す単位で、財務諸表も会社コードの単位で作成して開示します。

(連結財務諸表に関しては、連結会計用のコンポーネントを別途導入するか、連結会計用のシステムは別システムを入れているところが多いです)

 

大きな企業になると、1つの事業だけではなく様々な事業を行っていることが多く、株主からするとどの事業でどれだけ利益が出ているのか等の情報が欲しいため、事業ごとの切り口での財務諸表も開示します。

その時に使うのが、セグメントと事業領域です。

 

元々、事業領域というのが、事業部等の切り口として会計データを色付けするためのコードとして用意されていたのですが、New-GL(新総勘定元帳)が導入されたタイミングで『セグメント』というのが追加されました。

基本的には事業領域と同じように事業の切り口を表現するための組織のコードです。

そのため、SAPを導入したのがNew-GLがスタートする以前の企業の場合は事業領域を使っていますし、New-GLがスタートした後にSAPを導入した企業の場合は、セグメントを使っているケースが多いと思います。

 

 

カスタマイズの設定自体はそんなに難しいものでは無く、ただコードを用意するだけのシンプルなものなので、難しくはないはずです。

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