標準原価の変更:MR21
標準原価をBOMや作業手順を使って積み上げ計算するのではなく、直接金額を指定して変更したい場合に使える機能としてTr-cd:MR21があります。新規品目の標準原価を設定することもできますし、過去に積み上げ計算した品目の標準原価を変更するために使うこともできます。後者の場合、現行の標準原価で
標準原価をBOMや作業手順を使って積み上げ計算するのではなく、直接金額を指定して変更したい場合に使える機能としてTr-cd:MR21があります。新規品目の標準原価を設定することもできますし、過去に積み上げ計算した品目の標準原価を変更するために使うこともできます。後者の場合、現行の標準原価で
SAPのFI、CO辺りに携わっていると耳にする言葉として『標準階層』と『代替階層』というものがあります。標準階層とは?標準階層というのは何かというと、原価センタグループ、利益センタグループの一種です。それらの中で管理領域内に登録されている全ての原価センタ、利益センタ
原価計算や管理会計において、『配賦』という処理がほぼ必須で実施されます。小さな会社であれば、配賦しなくても問題無いこともありますが、SAPを導入している企業で配賦を一切行っていないというのは見たことが無いので、何かしら配賦は行っていると思って良いでしょう。SAPで配賦をする
SAP ERPの各モジュールにはそれぞれ組織を表すオブジェクトがあります。財務会計(FI)の場合は会社コード、販売管理(SD)の場合は販売組織などがそれにあたり、管理会計(CO)には管理領域がありますが、管理会計の中でも収益性分析(CO-PA)には「分析対象」というものがあります。
主に管理会計で予算機能を使う場合に活用する概念にバージョンというものがあります。会計データの保存領域として実績とは別で保持することができる仕組みです。次年度の予算を組んだ時に、そのデータをバージョン1に保存して、ある程度実績が計上された時点で比較する。また、それ以降の予算を見直して別のバー
管理会計の領域で出てくる用語として『未確定債務』というものがあります。言葉の通り、未確定な債務の事を指すのですが、具体的には財務会計(FI)ではまだ認識していない将来認識される予定の債務のことを未確定債務といいます。具体的には、MMの購買依頼もしくは購買発注伝票を登録してから請求書照合をし
製品の製造原価を算出する場合に、材料費と加工費をそれぞれ算出して、それらを合算するが、加工費の算出のために使うマスターが活動タイプです。作業時間や機械稼働時間など、作業工程に対して単価を定めて、どれぐらいの時間が掛かったのかで加工費を算出するという時に、活動タイプを使います。例えば
SAPの管理会計で使う一次原価要素毎に、原価センタや利益センタ、指図などの初期値設定が行える自動勘定割当というカスタマイズがあります。取引ごとに異なるコストコレクタを設定する場合は使えませんが、特定の原価要素の場合には固定の原価センタを設定する場合や、設定できない場合には固定のコストコレクタをセッ
管理会計モジュールの収益性分析(CO-PA)の機能についてまとめていきます。・計画フレームワーク:KEPM・分析対象の設定:KEBC・実績明細照会:KE24・計画明細照会:KE25・収益性レポート登録、変更、照会:KE31、KE32、KE33
一次原価要素・二次原価要素SAPのERPにおいて、原価要素というと2種類あります。一次原価要素と二次原価要素です。一次原価要素は財務会計と統合して使用するもので、勘定コードと同じコードで登録します。二次原価要素については、管理会計でのみ使用するものです。配賦などで使用します