SAPの未確定債務とは?購買依頼・発注から実績化までの流れ

COの未確定債務(コミットメント)は、購買依頼や購買発注によって見込まれる将来の原価を、原価センタ・内部指図・WBSなどで把握するための情報です。買掛金の確定残高と同じものではありません。

購買プロセスでどう変わるか

段階 COでの見方
購買依頼 対象のCOオブジェクトが割り当てられ、設定が有効なら依頼のコミットメントを把握できる
購買発注 依頼参照の発注では、依頼分が発注分へ振り替わる
入庫・サービス受入 評価入庫なら発注コミットメントが減り、実績原価が発生する場合がある
請求書照合 非評価入庫や入庫を伴わない発注では、この段階でコミットメントが減る場合がある

元の記事では「請求書照合まではFIに何も記録されない」と読めましたが、評価入庫では入庫時に在庫やGR/IRの会計伝票が発生します。買掛金の認識とCOのコミットメント減少を分けて理解します。詳しい流れはMMの基本プロセスを参照してください。

表示されないときの確認点

  1. 管理領域などでコミットメント管理が有効か。
  2. 購買明細に原価センタ・内部指図・WBS等の対象が割り当てられているか。
  3. 原価要素、期間、発注の完了・取消状態が適切か。
  4. 原価センタならKSB2、内部指図ならKOB2など、対象に合う明細画面で見ているか。

未確定債務は予算消化の早期把握に役立ちますが、将来の支払額をそのまま確定する値ではありません。

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