原価計算入門|原価計算基準からSAPまでステップアップで学ぶ(シリーズ目次)

このページは、原価計算の基本を原価計算基準の考え方 → 現代の実務での読み替え → SAPでの実現方法の順に、ステップアップ形式で学ぶシリーズの目次です。費目別計算・部門別計算・製品別計算といった原価計算の流れから、個別原価計算・総合原価計算、標準原価計算、直接原価計算までを、1回1テーマで解説していきます。記事は順次公開し、このページにリンクを追加していきます。

このシリーズの想定読者

  • 簿記2級程度の原価計算(工業簿記)を学んだことがある方
  • SAPの管理会計(CO)や生産管理(PP)に関わるコンサルタント、エンジニア
  • 製造業の経理・原価計算の担当者で、考え方を体系的に整理し直したい方

簿記1級レベルの細かい論点(仕損・減損の詳しい処理など)は、SAP導入の現場でもよく話題になりますが、まずはシリーズとして基本を一通り説明し、その後に補足記事として追加していく予定です。

各記事の構成

  1. 基本の考え方:そのテーマで何を計算するのか、なぜ必要なのか
  2. 原価計算基準の記載:該当する項目の番号と要旨
  3. 計算例:簡単な数値で計算の流れを確認
  4. 現代の実務での読み替え:基準が作られた1962年当時と今の違いを踏まえた考え方
  5. SAPではどう実現するか:SAP COの機能や設定との対応

原価計算の全体像

原価計算基準が定める実際原価の計算は、大きく3つの段階で進みます。

段階 何をするか SAP COでの主な対応
費目別計算 材料費・労務費・経費といった費目ごとに、当期に消費した原価を集計する 原価要素(費用の勘定)ごとの実績計上
部門別計算 費目別に集めた原価を、製造部門や補助部門などの部門ごとに集計し、配賦する 原価センタへの集計、配賦周期、活動配賦
製品別計算 部門に集めた原価を製品ごとに集計し、製品の単位原価を計算する 製造指図・製品原価コレクタ、仕掛品計算、決済

このほか、あらかじめ目標となる原価を定めて実際と比べる標準原価計算と、その差を分析する原価差異分析、管理目的で使われる直接原価計算を扱います。

学習マップ

Step テーマ 原価計算基準の主な対応箇所
1 原価計算基準とは?成り立ち・構成と、今の時代にどう読むか 全体
2 原価計算の目的と原価の本質、非原価項目 一〜五
3 原価の分類(形態別・機能別・製品との関連・操業度との関連)(準備中) 四、八
4 原価計算の流れ:費目別計算→部門別計算→製品別計算(準備中) 第二章
5 材料費会計:消費数量と消費単価の計算(準備中) 一一
6 労務費会計:賃率と直接作業・間接作業(準備中) 一二
7 経費と製造間接費(準備中) 一三
8 部門別計算:直接配賦法・階梯式配賦法・相互配賦法(準備中) 一五〜一八
9 製造間接費の予定配賦と配賦差異(準備中) 三三
10 個別原価計算(準備中) 三一〜三四
11 総合原価計算:単純・等級別・組別・工程別(準備中) 二一〜三〇
12 標準原価計算と原価差異分析(準備中) 第三章〜第五章
13 直接原価計算とCVP分析(準備中) 三〇
14 原価計算基準を現代にどう読み替えるか(まとめ)(準備中) 全体

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