計画バージョンは、予算案や修正計画を実績と分けて比較するための区分です。元の計画を別バージョンへコピーすると、ゼロから入力せずに見直しを始められます。ただし、コピー先の計画値を上書きする可能性があるため、範囲を確認して実行します。
原価センタ計画をコピーする例
原価センタ会計ではKP97などの計画コピー機能を利用できます。コピー元・先の年度とバージョン、原価センタ・原価要素の範囲、通貨、数量や価格を含む対象を確認します。コピー先が入力可能であることも必要です。対象リリースや利用する計画方式によって画面・機能が異なります。
実行前後のチェック
- コピー元・先のバージョンと年度を記録する。
- 対象の原価センタ、期間、原価要素を小さく絞って試す。
- テスト実行やログで対象件数と警告を確認する。
- 本実行後、元と先の計画値・数量・価格を照合する。
- 修正計画を確定する前に承認と比較レポートを残す。
WBSや内部指図、FIの計画には別のコピー機能があります。元記事に挙げたプログラム名をすべてのS/4HANA環境で使える前提にはせず、対象製品のメニューと利用可能なトランザクションを確認してください。計画バージョンの用途と実績・予算の違いも明確にします。